【感想】NieR:Automata(※ネタバレあり)
NieR:Automata(ニーア・オートマタ)をだいぶ前に遊んだ時の感想です。
前作は遊んでなくて、ニーア・オートマタが面白いらしいと噂を聞いて、遊びました。
大昔にあった、たしかPSのゲームで「ドラッグ・オン・ドラグーン」ていうゲームを作った人が関わっていると後で知ったが、なるほどって思った。
世界観や、ゲームのコンセプトが似ていると思った。
アクションRPGで、基本は剣で相手をバッサバッサというようなゲームなのだが、場面によってはシューティングゲームのようになったり、横スクロールのゲームのようになったり、、、そういえばドラッグ・オン・ドラグーンも剣でバッサバッサ切ったり、竜?にのってシューティングゲームをしたっけかな、、、
世界観も、どこか荒廃的な匂いが漂っている感じも似ているなって。
まあ、ニーア・オートマタは荒廃的な匂いとかじゃなくて、荒廃しているんだけど。
これは、ネタバレだけど、人類の為に戦っているアンドロイドっていう話だと思ってたのに、実は人類はすでに絶滅していますって話で展開した時に、びっくりすると同時に、なんだか分かってたような気さえして、妙に腑に落ちてしまったのが印象的。
アンドロイド達は、人類に使役する為に作られて、感情なんて持ってはいけないという設定のはずだけど、感情を持っているアンドロイドだらけで、途中から「感情」って何だっけ?って思ったのは、私だけではないはず。
「感情を持ってはいけない」
アンドロイドがそんな風にしゃべるのだが、感情が何たるかを理解していないと、何を持ってはいけないかも判断できないじゃないか。
感情が何かを知らなければ、知らずの内にそれを持ったりしてしまっているかもしれないじゃないか。
感情を持たない、その命令を忠実に守る為には、感情を理解していないといけないが、その時点でアンドロイドは感情を持っていることになるのでは???
いや、感情を持たないとは、感情論で行動しなければセーフということなのか、、、
任務の為には、目の前の仲間アンドロイドを見捨ているということが論理的行動だったとして、目の前の仲間アンドロイドにもう何かしらの感情を持っていることを理解しているが、それを実行せずに目の前の仲間アンドロイドを見捨てることが出来れば、それは「感情を持たない」ということになるのか???
いや、それは違う。
行動とは裏腹に、目の前の仲間アンドロイドを見捨てたという行動に自分が何かしらの感情を感じたのなら、やはり感情を持っていることになるのでは。
もうさ、「感情」って何よ。
感情を持ってはいけないって言っているアンドロイド達が、すごくハートフルなストーリーに身を投じているのだがw
というか、感情を何も持っていないアンドロイド・機械を探す方が難しいとすら思う、このゲームw
アクションパートもすごく秀逸で、バトルしているだけでも結構楽しくて、チップ(だっけ?)を強化したり、セットしたりして、成長していく仕組みも世界観とマッチしていてGood。
マルチエンディングシステムを理解するのに、ちょっと戸惑ったけど、あいつはどうなったんだよ?まだ終わりじゃないだろ?ってとにかくゴリゴリプレイしていれば、OKな感じも良し。
世界観、アクション、ストーリー、そしてキャラクター、すべて秀逸だった。
プレイし終わった後に、そりゃ良作って評判になるなって納得の一作でした。